2017年06月22日
ピーターの法則�院屬曚�の条件がすべて同じなら、年次報告書に載っているカラー写真が一番少ない会社に投資せよ」
この本を読むと、フィデリティが伝統的なニュー・イングランドの会社で、ピーター・リンチがピューリタンの伝統を濃く受け継いだ典型的なニュー・イングランド人だということが分かる。
「6:45には私のオフィスに到着する。しかし、私は一番乗りではない。フィデリティはニュー・イングランドのまじめな会社で、週末の夜明け前にもアナリストやファンド・マネジャーが数名出勤していた。バスケットボールの試合ができるほどの人数だった。ライバル会社では、バスケットボールどころか二人でやるトランプゲームでさえ無理だっただろう」(p139)
当時世界で最も成功した投資信託のファンド・マネジャーであったリンチの年収は少なくとも数億円はあっただろう。数十億円だったかもしれない。ところが、執筆時点でリンチは「1977年式のAMCコンコルドにずっと乗っている」と告白している(写真:Christopher Ziemnowicz)。ごく普通のファミリーセダンに15年以上乗っていることになる。当時の日本で言えば、「新婚の頃買ったカローラに、15年経った今もそのまま乗ってます」といった感じ。
勤勉に働いて(本から推定される月間労働時間は300時間)、その上非常に倹約。そしてそうして蓄えた富は公益のために使うのが古典的ニュー・イングランド人。リンチが引退後、その資産を使って慈善活動に従事しているのは偶然ではない。

281:ほかの条件がすべて同じなら、年次報告書に載っているカラー写真が一番少ない会社に投資せよ(ピーターの法則�院�
コネリー氏は会社の年次報告書に写真を1枚も使わなかったが、新しい製缶技術の導入には資金を惜しまなかった。そしてその技術ゆえに、クラウン・コーク&シールは最も低コストなメーカーの地位を維持することができた。
282:ヌーコアには先見の明を持つ異端児、F・ケネス・アイバーソン氏がいる。この人物も倹約家だ。大事な顧客と昼食を取るときは、本社の向かいにある普通のレストランを利用する。この会社には役員食堂はなく、リムジンも社用ジェット機もない。
302:銅であれアルミであれ自動車であれ、業界とそのリズムに関する実務知識を持たずに循環株に投資するのは危険である。

