2016年12月16日
丸亀創生塾「新明倫館」

平川淳先輩は、丸亀高校の7年先輩。在学当時はバレー部で活躍したらしい。東京大学工学部に進学。卒業後はメーカー勤務を経て、技術系のコンサルタントに転じた。現在は、日本工業大学大学院教授(MOT担当)として教鞭をとっている。東京で何度か同窓会等でお会いしていた。
その平川先輩が、今年4月、丸亀市の支援を得て「新明倫館」という社会人大学院を設立された。明倫館というのは、旧丸亀藩の藩校・・・知りませんでした。
一期生は17歳の女子高校生から80歳のおばあさんまで20名が入塾。半年ほどの間に淘汰され?現在は17名が学んでいる。
年齢も他では考えられないほど幅広く、当然、それまでの経験値も違う。共通するのは、地元丸亀で「何かしたい」という思いだけ。やりたいことは、町おこしイベントから起業まで幅広い。一応入学試験があって、一応大卒に応募資格が限られていた前職の香川大学大学院でも、学部の新卒から60代の企業経営者まで幅広く、それを一堂に教えるのは苦労した。
一体、「どうやって教えているのか」と聞いたところ、「苦労しながら」(笑)ということであった。
無理のない仕組で行わなければ、どこかに歪みが出る。前職で言えば、人件費だけで年間2億円に上ると推定される経費と、たった53万円の学費から上がる唯一の収入約3000万円のギャップを埋めていたのは文科省の運営助成金であった。要するに、たった2学年60人の社会人大学院を年間2億円を上回る税金で補てんしていた。それに見合う成果が上がっているかどうかは検証した方がいい。
新明倫館では、授業料は年間12万円で、専任講師は3名。経費の大半は丸亀市から出ているとはいえ、個別指導の多い講師の負担も半端ではない。幸い、多くの地元経営者や私立高校が協力してくれているらしい。
ここからどのような成果が生み出せるか?教育機関の評価は常に卒業生の活躍で決まる。