2016年10月03日

伝えるのは命

歌舞伎鑑賞教室



































週末、念願の旭山動物園へ。噂に聞いていたとおり、動物たちの見せ方に工夫があって楽しい。

どの動物がどういう行動が得意かを考えて飼育場が設計してある。だから動物たちが活発に動き回っている。他の動物園でよくあるように、やることがなくてただただボーっと寝そべっているだけでない。楽しそうに動き回る動物が見れるから、こちらも見ていて楽しい。

それだけでない、と感じさせるのが園内至る所にある展示情報。100年前に絶滅した日本オオカミの壁画には、アイヌの人たちと共存していた日本オオカミが明治以降の開拓で、「牛や馬を襲う害獣」として駆逐されてしまい、その結果、現在ではエゾシカが増えすぎて、今度はエゾシカが「害獣」として駆逐されている歴史が描かれている。

蛇の展示では、蛇に食べられるネズミを人は「かわいそう」と思い、目の敵にするが、食物連鎖上、重要な役割を果たしていることを教える。「危険」として駆除されるマムシもおとなしい蛇で怒らせない限り攻撃してくることはないのだそうだ。しかも、噛まれても、致死率は1%以下だという。危険性は誇張されており、その原因は「怖そう」というイメージなのだろう。

旭山動物園のテーマは「伝えるのは命」。テーマが一貫しているからメッセージが伝わるし、スタッフも頑張れるのだろう。園内には飼育動物が死んだことを告げる「喪中」の札もある。生と共に死があるから命であることを教える大切な情報だ。



shikoku88 at 19:59│Comments(0)TrackBack(0)旅行 | 史跡・公園

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