2016年08月21日
ラルプ・デュエズ峠

「ラルプ・デュエズ峠」とはツール・ド・フランスの最大のハイライトとなっている激坂。標高1850m、標高差1130m、平均斜度7.9%、最大斜度11.5%、距離13.8km。21のヘアピンカーブが連なる様子は日光いろは坂のよう。ここのヒルクライムを誰が制するかが、ツール・ド・フランスの見どころの一つ。
昨日のデータはツール・ド・フランスの平均速度だったが、毎年コースが変更されているので、正確な比較が難しい。そこで、1952年にコースに取り入れられて以来変更されていないこの峠のタイムを比べてみる。
498:ドーピング全盛の時代に比べると、選手のスピードも遅くなっている。2011年のツール、ラルプ・デュエズ峠を最短で登った選手のタイムは41分21秒。2001年のツールなら、40位相当のタイムだ。そして「生体パスポート」と呼ばれるプログラムで、選手の血液値が細かく監視されるようになったことなどがその理由だ。ただし、BBの検査は依然として存在していない。そして噂を信じるなら、ドーピングに手を出している選手は、効果を抑えた、少量のBBを使用しているらしい。(『シークレットレース』)
調べてみると、ワシントン大学の先生が書いた論文が見つかった。題して、"Armstrong in Context"。これを見ると、ドーピング技術が進歩した1985-1995年にかけて急速にタイムが伸びている。そして、ドーピングが蔓延した1995-2005年は停滞し、ドーピング検査が厳しくなったそれ以降はタイムが明らかに落ちている。
