2016年07月12日

「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門




実績に基づくブランドが重視され、なかなか新興企業が入っていけないのが、金融コンサルティングの世界。そんな業界で2004年に設立されて10年で企業価値評価でトップクラスになったのがプルータス・コンサルティングM&Aアドバイザリーランキングにも独立系機関として最高位にランクされている。同社の創業社長による最新刊。

「あとがき」によれば、30代をJPMやGSでがむしゃらに働いた野口真人氏は、40代前半でアーリーリタイアメント。不動産所得で余生を楽しく生きて行こうと考えていたという。ところが、憧れていた引退生活はあまりにも退屈で、起業を決意したということ。

「入門」というだけあって、これまでファイナンス理論に触れたことのない人にも分かり易く書かれている。例えば、オプション理論と聞くと多くの人は敬遠しそうだが、実際は、あらゆる人が人生の様々な局面でオプション(的なもの)を利用していることが分かる。

学生や金融が苦手な社会人にオススメ。


M&A2014



































57:アミューズの株価が、2015年9月末に大暴落した。一時は前日比500円(9.4%)安の4810円まで下落し、終値は8.3%安の4870円を記録。発行済み株式数が約93万株であることを考えると、同社の時価総額は1日で40億円以上も下落したことになる。もちろん、同社のバランスシート上で資産価値が下がったわけではない。そうではなく、バランスシートに表せない無形資産の領域で何かが起こったのである。(アミューズ所属の福山雅治さんの結婚報道発表)

74:「起業した会社を上場させる」ということは、その会社が将来に稼ぐ利益(キャッシュフロー)を前倒しで手にすることを意味する。これがお金持ちになるための早道だ。年間1億円を稼げる会社をつくっても、30億円の利益を得るには30年かかる。だが、上場させれば瞬間に30億円を手にすることができる。株式上場とは、将来の利益を現在に連れてくるためのタイムマシンなのである。

265:オプション取引と同時に現物株式を売買することで、株価が上がっても下がっても損益がブレない状態=リスク中立を実現できる。このリスク中立状態を実現するために、現物株式を売買することをデルタヘッジと呼ぶ。


shikoku88 at 07:57コメント(0)トラックバック(0) |  | 仕事 

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