2016年05月13日
Fondation Louis Vuitton

行く度に「将来は明るくないな」と思うのがフランス。私の友人のフランス人はほとんどアメリカ、イギリス、ドイツなど海外に移ってしまった。以前書いた通り、所得税が高いうえに資産税という他のEU諸国にもない税制があるので、能力があってバリバリ働きたい人にとっては厳しい国である。経済的には過去の遺産を食いつぶしつつ、観光客で持っているようなものだ。
一方、流石だと思うのは美術館。ルーブル、オルセー、ポンピドゥーの大型美術館以外にも、ピカソ、ダリ、ロダンの専門美術館など、充実している。今回訪問したのは、2006年にオープンしたルイヴィトン財団の運営する美術館。観光以外に頼れる産業がないから、というのもあるが、やはり、センスを感じる。
特徴的な建物はアメリカ人建築家Frank Gehryのデザインで、数々の建築賞を受賞している。元々は、透明なガラスの屋根なのだが、丁度11日からフランス人アーティストDaniel Burenのインスタレーションで、写真の通り、カラフルになっていた。
企画展は中国の現代芸術家。これが面白かった。「時代の勢いの差」なのかもしれない。フランスは社会主義政権が強く、元々中国と仲がいい。かっては「日本人がLVの売上の7割を支える」と言われたものだが、今やそれは中国人に取って代わられた。LVの顧客配慮もありそうだ。
