2016年06月13日

管見妄語

管見妄語 できすぎた話
藤原 正彦
新潮社
2016-01-18


『週刊新潮』に連載されている著者の表記エッセーを集めた最新刊。週刊誌を読まないので知らなかったが、既にこれが第6巻というから、6年以上続いていることになる。

数学者としてケンブリッジにも留学していたので、イギリス関係の話題もいくつか収録されている。その一つが、2014年9月に行われたスコットランド独立の住民投票。結果はご存知の通り、僅差で独立反対派が勝った(55%)。

既に、スコットランド出身のトニー・ブレア政権時代の1999年、およそ300年ぶりにスコットランド議会が復活されて、自治の度合いは相変わらず中央集権の日本とは比べものにならないほど高い。アメリカやドイツのように「連邦制」になるのが自然だと思うがその後どう動いているのだろう。

日本でもとっくの昔に中央集権制度の限界が来ていて、現状を打破するには「道州制」しかないと思っている。北から南、西から東にこれだけ広がる国家で、これだけ豊かになった国民を一つの政策でまとめることなど無理だ。誰にも世論がまとめられないから、結局は、どこが政権をとっても反対の少ないバラマキ政策に落ち着いてしまう。未来を見通した長期投資に耐えられない政治体制なのだ。

イギリスのEU残留か否かを決める国民投票は今月26日。どうなるか?


22:スコットランドの人材
英国ブラウン前首相、ブレア首相
蒸気機関のワット、電話のベル、『シャーロック・ホームズ』コナン・ドイル、『宝島』スティヴンソン
経済学アダム・スミス、思想家ヒューム、短剣かリヴィングストン
電磁気学マクスウェル、対数創始ネイピア、ペニシリンのフレミング


shikoku88 at 06:09│Comments(0)TrackBack(0) | 政治

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