2016年05月10日
機関銃の戦争
第一次世界大戦(WW1)は、それまで世界で起きた戦争の中で規模においても範囲においても最大の戦争であった。そのため、1939年に第二次世界大戦が起きるまでは、単にThe Great Warと呼ばれていた。まさかあれだけの戦争が起こってたった20年後にまたそれを上回る規模の世界戦争が起こるとは誰も思ってもみなかっただろう。
WW1にはそれまでなかった新兵器が大量に導入される。背景にあったのは、産業革命以降顕著になった科学界でのいくつかの画期的な発見(なかでも応用物理学)である。
一つは機関銃で、これによって数分の間に何百人もの兵士が機関銃で射殺される事態となった。両軍とも動きが取れなくなり、長さ何百キロにも及ぶ塹壕のなかにこもって、わずか数百m離れただけの状態で、こう着状態に陥った。
この状況を打開しようと、両軍ともさらなる新兵器を導入する。飛行機、毒ガス、戦車などである。 WW1に題材をとった映画と言えば、『西部戦線異状なし』『アラビアのロレンス』『レッド・バロン』辺りだろうか。
フランスはこれに懲りて、ドイツ国境に莫大な費用をかけて長大な要塞「マジノ線」を築く。しかし、ヒトラーの機甲師団に想定してなかった深い森林地帯を突破され、数週間で組織的抵抗は終了した。

