2016年04月20日

ライフル銃の誕生



銃や大砲の命中度を飛躍的に向上させ、戦争に革命をもたらしたのはたった一人の数学者であった。それが、1707年イングランドのBathで貧しいクエーカー教徒の仕立て屋に生まれたBenjamin Robinsである。彼は数学の才能に恵まれていた。スポンサーを見つけたロビンズは10代でロンドンに出る。20歳で世界最古の科学学会である王立協会のフェローに選ばれているから、とんでもなく優秀であったことが分かる。

それまでの銃や大砲は、どちらも丸い弾丸を使っていた。弾丸の直径は銃身より少し小さくつくられていた。そうしないと爆発ガスの圧力で銃身が壊れる恐れがあったからだ。90m先の標的に対して1-2mも弾丸は逸れ、しかも、逸れる距離も方向もバラバラであった。従って、マスケット銃は兵団が兵団に対して一斉射撃するものとして使われていた。

ロビンズは銃身の内部に溝を刻み込み、また、弾丸を細長くして、直径を銃身の口径よりわずかに大きくした。これによって、弾丸は爆発力を無駄にせず運動エネルギーに変えることができる。弾丸が自転することで弾道は飛躍的に安定した。弾丸形状が「砲弾型」となり、空気抵抗が減った。これで飛躍的に有効射程距離が伸びた。



143:Benjamin Robins
・1707Bathクエーカー教徒の仕立て屋に生まれる
・数学が得意で医師のスポンサーを得て、ロンドンに出る
・20歳で王立協会のフェロー
・銃の命中精度が低いことに驚く(戦闘によっては敵兵一人殺すのに250発)
・世界で初めて弾丸の速さを計算して測定
・弾丸は銃口を離れた後急速に減速
・ライフリングの発明→弾丸に回転を与える
・弾丸を細長くして、直径を銃身の口径よりわずかに大きくする 


shikoku88 at 07:29│Comments(0)TrackBack(0) | 政治

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