2016年01月05日
「シリコンバレー戦国時代」第2部(日本編)
BS1スペシャル「シリコンバレー戦国時代」第2部は、韓国・台湾企業同様、シリコンバレーで資金調達を試みたり、シリコンバレーを足掛かりに全米市場に打って出ようとする日本のベンチャー企業の話であった。
取り上げられたのは2社。1社は東京のVR企業FOVE。日本人CEOとオーストラリア人CTOのコンビで共同生活しながら、世界初の眼球の動きで操作するヘッドマウントディスプレイを開発中。プロトタイプが出来、各種BPコンテストで受賞歴があり、既にクラウドファンディングで1200台の受注を集めている。それでも、米VCは出資しない。
懸念の一つは、Facebookが2014年に$2B(2500億円!)で買収したVR企業Oculus。買収時点でまだ設立から2年経っていなかった。その間に$91M(100億円+)調達している。必要とあればFacebookの資金とリソースが使えるので、VRはここが標準になっていくと見られているようだ。技術だけでビジネスが決まらないのは世の常だ。Oculusは自社にない技術は買うと言っているので、今後FOVEが買収される可能性もあると思う。
番組のトリを飾ったのは昨年NEDO TCPでご一緒させてもらったEyesの山寺純社長。番組で取り上げられていたのは、欧州発で現在、日米でも普及しつつあるシェア自転車の車輪にLED広告を付けるというアイデア。事故防止にもなる。そこまでなら、「ま、あるよね」だが、さらに小型の大気汚染センサーや放射線測定器を取り付け、そのデータを集めてビッグデータを作るという。定点観測にしか過ぎなかった調査が街中ででき、ホットスポットの発見にもつながる。
こんなにイロイロな事業を手掛けているとは知らなかった。