2015年12月15日
『十七条憲法』の原点に戻る
先週末の忘年会で、著者の岡野さんから献本いただいた。私は初対面だったのだが、MBAの教え子が連れてきてくれた。
聖徳太子の『十七条憲法』というと、「和を以て貴しとなす」で始まる日本で最初の成文法だが、高校の日本史で簡単に習って以来、読み返すことがなかった。岡野さんの主張は、「ここに日本の原点があり、ここに戻って日本を再生しよう」というものである。そして、『十七条憲法』を最も具現化してるのが「緑の福祉国家」スウェーデンなのだという。
『十七条憲法』の精神はよい。私も改めて読むと、本当によく考えられていて、これを目標にすべきだと思えるのだ。しかし、これを実現するには小さな政治単位にしないことには無理である。北欧の高福祉高負担社会は世界の研究対象になって久しいが、他の地域で実現できたところは皆無だ。その基礎にあるのは、国が小さいことからくる国民の一体感と危機意識である。北欧の厳しい自然環境が国民性に与える影響もある。日本のように温暖で、「何とかなる」地域ではない。
仮に、1.3億人のスウェーデン人(現実は960万人)が日本に住んでいたとしたら同じことができたか?人口が多ければ、「私だけズルしても」と思う人は増える。国民番号制度が長年導入できなかったのも導入されては困る人がそれだけいたということだろう。日本にそもまま高福祉高負担を持ち込めば、脱税と福祉タダ乗りで瞬時に国家財政は破綻するだろう。スウェーデンが国民番号制度を導入したのは1947年である。
やるなら、道州制導入を前提としなければ無理だと思う。

93:私たちはマルクス主義的な歴史学で戦後教育を受けてしまった119:第一次大戦、第二次大戦の混乱期を武装中立でみごとに乗り切ったスウェーデンの歴史を見ていると、やはりトップリーダーが賢かった。174:国家持続可能性ランキングNo.1スウェーデン国連自然保護連合が環境を中心に年金、福祉も含め国家の持続可能性をランク

