2015年09月29日

考えない従業員

藝祭




















自転車遍路高知編その2は、二日間で高知市周辺の6寺(No.31-36)を回り再び香川に戻った。そのまま足摺岬から、宇和島、松山を回って一気に香川まで回る準備もしていたのだけど、どうやら、週後半の天気が悪そうなので、二日で切り上げた。足摺から宇和島の、四国で一番深い辺りで足止めを食らうと、戻ってくるのも大変なので。

そんなわけで、帰りは予定外の高速バス。時刻表を確かめ、荷物を預けた前泊のホテル近くのはりまや橋バス停へ向かう。切符売り場で、「自転車を乗せられるか」と念のため聞いたところ、ダメだという。「輪行袋に入れる」と言ってもダメ。JRでは輪行袋に入れれば、車内に持ち込める。胴体下の荷物室に入れるバスでは、客室に持ち込むことすらしないのに、なぜダメなのかが分からない。このオバサンが言うには、「そういう規定」ということなのだ。

諦めてJR高知駅に向かうことにする。最初からJRにしなかったのは、高速バスのほうが安くて速いからである。戦前に開通した高知と香川を結ぶ土讃線は山間を縫うように走るのに対し、平成に開通した高速道路は最新技術と莫大な借金で急峻な四国山地を多数のトンネルと巨大な橋で縦断している。

高知駅に向かう途中考えた。

「どう考えても、自転車を積めない理由が分からない。さっきの従業員が分かってないだけではないか」

そこで、高知駅にある同じ高速バスの切符売場へ行った。聞けば、

「乗客数により、運転手の判断になります」 

ということ。聞いてもらった結果は、OK 実際に乗ってみたところ、乗客数は10人未満であった。二つあるバスの荷物室の片側に何個か乗客のカバンが入り、もう一個に私の自転車が入った。

夜、実家に戻ってから土佐電鉄のHPを調べたが、自転車についての規定は見つからなかった。だとすれば、はりまや橋のオバサンの言う「規定」とは何だったのか?ということになる。

・HPには載せていない内規はあるが現場では柔軟に運用している
・単にオバサンは面倒くさかった(それで売上が増えても自分の給与に関係ない

のどちらかだろう。会社の収益を考えれば、乗せる方が良い。私が経営者なら、500円位余分に取って乗せる。フェリーだって自転車を乗せるには別にお金を取るのだから、納得できる。500円追加してもJRの特急で行くより、安くて早い。

しかし、経営者がたまたま自転車に関心を持ってない限り、ここまで自分で気づくことはまずない。「良い会社」であれば、従業員から「最近、そういう問合せが増えています。この際、きちんと規定を作って、持ち込み料金を取ったらどうでしょう」という提案があるはずだ。

こうしたことの積み重ねが、10年経てば、高収益企業と低収益企業の差を創る。 

shikoku88 at 07:00│Comments(0)TrackBack(0)四国 | 旅行

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