2015年09月14日
シリコンバレー流起業
世界中が付加価値で世界一生産性の高いシリコンバレー(SV)を真似しようとした。しかし、同じレベルで成功したところはどこにもない。何しろ、世界で最もベンチャーキャピタル(VC)投資が盛んな米国で、SVだけで全米の1/3、カリフォルニア州全体で2/3のVC投資を集める「特殊な」地域なのだ。一旦産業の集積が始まると、相乗効果でますます強化される良い例だと思う。
それで、週末、大阪で開かれたNEDO主催のベンチャー企業向け研修に参加した。正直、この手の公的機関主催の研修にはガッカリするものが多い。特に、「ベンチャー研究をしてます」という役人が話すと最悪である。
まず第一に、自分で何らリスクを取ったことがない。企業経営はもちろんのこと、株式投資すらしたことが無くて、どうやってベンチャー経営やベンチャー投資の事が理解できようか。そして、殆どの役所は「顧客獲得」の努力が不要なので、聞いている人に歩み寄ろうという気持ちが全くない。終始、自分で自分に喋っていて、内容が独りよがりなのは勿論のこと、顔さえ聴衆に向けようとしない。
ところが、今回、行ってみて驚いたのは、講師がお二人とも以前お会いして尊敬していた方だったのだ
一人は新日鉄出身の技術者で、退職して56歳のときに初めてSVに行ったという曽我さん。その後、SVで自ら7社の起業をしながら、SVJEN(Silicon Valley Japanese Entrepreneur Network)というNPOを創り、現地の日本人起業家ネットワーキングをされていた。私は15年ほど前にSVを訪ねお話を聞いていた。5年前に帰国されたのは知らなかった。もう一人は能登さんで、10年前に港区インキュベーション・センターでマネージャーをされていた時にお会いした。元々、芸術系の方で、BFA, Industrial Design。以前本blogで書いた通り、デザインの世界は昔から「どうやったらもっと創造的になれるか」を追求し、誰でもより創造的になれる手法を確立している。その手法が近年、行き詰ったビジネス界に取り入れられつつあるのだ。
そんな訳で、思いがけない再開が嬉しかった昨日だった。そして、その二人がいつの間にか一緒に仕事をしているとは知らなかった

