2015年09月12日

避難指示

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自然災害が起こるたびに言われるのが、行政による「避難指示が遅い」という話。今回の茨城県の洪水でも同様だった。

記事を読んでいると、「自宅2階で、川の水位がみるみる上がる様子に驚いた」が、「避難指示が出てなかったので非難しなかった」という。今回の場所は、過去に何度も洪水の起こっている場所だ。最近でも、1981年と1986年に堤防が決壊している。その後も、1999,2002、2004年に洪水があったという。1960年代の高度経済成長で堤防がかさ上げされて整備されるまでは、「2,3年に一度」氾濫していたというから、住民はその度に自主的に避難していたはずである。

ここ数年の「異常気象」による、自然災害の頻発で、政府方針は、「積極的に避難指示を出す」に変わってきている。避難指示を出さないまま災害が起これば、非難されることになるので、責任を回避したい行政としては当然そういう対応になる。しかし、人は忘れやすい動物で、避難指示が出される中、災害が起きない状況が何度か続けば、「今度も大丈夫」と指示を無視するようになるのは目に見えている。

今回の洪水でも、2009年に公表されたハザードマップで、明確に「鬼怒川が氾濫すれば逃げ場がない」と指摘されていた。そんな危険な場所に住んでいれば、避難指示が出て無くても、自分の五感を信じて、早目に避難しておいた方がいいだろう。避難指示は地域ごとに出されるものだから、同じ地域でも危険度は立地条件次第で違うのは当たり前だ。

まずは、自分の住んでいる場所のハザードマップを確認して、どんな危険があるかを認識することだろう。そして、そうなりそうなとき、どういう行動をとるかをシュミレーションしておく。自分の命まで「行政次第」というのは、自己責任の放棄に他ならない。 

香川は雨が少ないので、洪水の危険はほとんどない。しかし、隣の徳島は、「四国三郎」といわれる吉野川が、豊かな稲作と水上交通の便をもたらす一方、毎年のようにどこかで氾濫していた。流域の豊かな家には、避難用の船が常備されていたという。 

shikoku88 at 18:00│Comments(0)TrackBack(0)今日の出来事 | 政治

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