2015年04月08日

バイオ研究者はなぜ不正するのか



STAP研究不正事件では、「研究者が不正をするのか」と世間は驚いたが、業界関係者は誰も驚かなかった。私の高校同級生のバイオ研究者もそう。「再現出来ることの方が稀」なのだという。

実際、この10年間でも、
・東邦大学医学部 藤井善隆 172本の論文にデータ捏造(世界記録
・理化学研究所 血小板形成論文 データ改ざん
・大阪大学医学部 データねつ造
・東京大学 論文の再現性、信頼性がないとして懲戒解雇
など枚挙に暇がない。

「文科省が予算をつけ大学院を拡充→需要が無くてもドクター製造→過当競争」という流れになっている。ドクターは本来研究者だから、本当に優秀で、本当に研究の好きな人がなればよい。

・分子生物学は病気の発生のメカニズムの解明、薬の開発、食物の増産など各種分野で欠かせない

・バイオ研究は人手が要るが、大学や研究機関などには常勤の研究者ポストは少ない。研究費がある期間だけ雇われるのが有期雇用の「ポスドク」で、研究業界の「雇用調整弁」

・博士号取得者は1981年に6599人、1991年に10,885人、2006年に17860人、以降は16000人前後

・大学院博士課程の新卒者が大学教員になれる割合は1割程度。日本ではバイオ産業の規模が小さいため、民間企業就職も厳しい。

・バイオ研究者が不正に手を染めるのは、それが得になるから。研究者は論文で仕事を評価されるので、どんな手段を使ってでも論文を載せたいと考える。
 

shikoku88 at 08:22│Comments(0)TrackBack(0) | 教育

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