2015年03月25日

日本はレゴのような国

探検バクモン
















シンガポールの首相を長年務めたリー・クアンユーが亡くなった。シンガポールには、遅ればせながら、昨年12月に初訪問した。近年急速に発達した人工都市であまり魅力を感じず、これまで行く機会がなかったのだった。

しかし、たった188万人の人口で1965年に独立したばかりの資源もない小国が、40年で日本の平均所得を上回り、アジア随一の豊かな国になったことを常々尊敬していた。都市競争ランキングでも、シンガポールは東京を上回るアジアNo.1である(図)。

朝日新聞にあった過去のインタビューが面白かったので、引用したい。

1993/6
・日本の国民はなぜ、自民党を変えようとするのか。変えていったいどうするつもりだ。
・大いなる間違いだ。自民党による政治の安定があったからこそ、これまで日本の経済の発展もあったのではないのか。
・宮澤のようなリーダーを使い捨てにするとは・・・・。まったく分からない。

1996/11
・日米関係が日中関係、米中関係より、より深い関係が望ましい

1999/12
・日本はレゴのような国だ。それらは寸分の違いもなく規格化され、あまりにもがっちり組織をつくってしまう。しかし、いまはどの社会も個人の力を最大限引き出さなければならない。世界中の才能を使わなければならない。それらがレゴにうまく入るだろうか。

2003/9
・中国という国はユダヤ人でさえ消化してしまったほど消化力の強い社会だ。しかし、その中国もムスリムだけは消化できなかった。いま中国には130百万人のムスリムがいる。

リー首相が最も評価した日本の政治家は宮澤喜一であった。1993年、宮澤首相の提案通り公的資金を投入しておけば、後に日本経済があれほど低迷することはなかった。投入が5年遅れてしまい、その間に問題は急拡大し、結局当初の10倍の資金が掛かったうえ、回復に10年を要することになった。  

shikoku88 at 12:11コメント(0) | 政治 | 経済 

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