2015年02月14日
リンボウ先生
今月は講演づいていて、3回予定されている。そのうち2回はイギリス留学を中心とした話で、思い出しながら原稿を書いているうちに懐かしくなってきた。それで、手近にあったリンボウ先生を読んでみる。
リンボウ先生が一気に有名になったのは、1991年に出た『イギリスはおいしい』が大ヒットしたからだが、これは1980年代の2回のイギリス留学での体験が元になっている。ある時、リンボウ先生の別の本を読んでいて(残念ながら書名を忘れてしまった)、「これは、あの人に違いない!」と思い当たり、本人に確認を取ったらことがある。
「そうだよ。彼が研究員として留学していた1984-85年、貧乏していたから、よくご馳走してあげたんだよ」と答えたのは、 私が就職面接を受けたシティのマーチャントバンクの役員であった。
10:日本の玄関のドアは外に向かって開く。これはほとんどどの家でも例外がない。しかるに、イギリスの家屋では玄関のドアは決まって内側に向かって開くのである。これが、どっち向きに開くかということは、じっさい客人を迎え入れる上では極めて重要な意味を持っている。
106:最初、私はなんとしてもイギリスの車に乗りたいものだと思った。なにしろこの自動車というものも、優れて属地的な代物で、道路事情、気候風土、国民性、生活習慣というようなものと切っても切れない関係にある。
126:しかし、それにしても、法律上そういう取引やナンバーの存続が許されているということが面白い。これこそ日本では考えられないことである。なにせ日本の役人は「規制」と「認可」が、三度の飯よりも大好きである。彼らの飯の種を商売人が侵すような真似は、日本では絶対に許されない。それが日本的「御上」行政の基本だからである。
