2015年01月31日

もうひとつのニュー・シネマ・パラダイス



「ニュー・シネマ・パラダイス」・・・好きな映画のBest10に入る。1990年の夏、私はシシリア島に居た。留学中の夏休み、初めての欧州をEurail Passで回っていた。一月の夏休みの半分は既にドイツで過ごしてしまったので、シシリアで過ごす時間は殆どなく、確か、一泊か二泊で安宿を引き上げたと思う。

その後バルセロナの同級生の家を目指した。Carlosは映画好きで、その前年に公開されたこの映画を薦めてくれて、見たのだ。映画監督になるため郷里の島を出るというところが、四国を出て東京に進学し、そしてまた、日本を出てロンドンに留学中の私に重なる部分もあり、余計に泣けた。

先に映画を見ていたら、間違いなく、シシリアでロケ地巡りをしたのにちょっと残念だった。今回、NHK BSプレミアムで、このトルナトーレ監督自らがロケ地案内をするというので、録画したのを今日見た。

映画は監督自身の半生と、シシリア島で見聞きした実話が基になっている。監督は6歳のころから映画館の映写室に出入りし、見よう見まねで映写技術を覚えた。映画の主人公トトとそっくりだ。18歳から8mmカメラで映画を撮り始める。その作品がイタリア放送協会等で評価され、ローマへ出て本格的に映画監督を目指すのは28歳の時。

「ニュー・シネマ・パラダイス」を撮ったのは32歳の時で、2本目の作品だという。その映画の中の「成功した映画監督サルヴァトーレ」も、28歳で島を出て、30年間帰ってこなかったことになっている。トルナトーレ監督は映画も島で撮ったし、8年前には出身の町にある貴族の館を買い取り、年に数日はそこで過ごしているらしい。偶然にも、トルナトーレ監督は現在58歳だという。 

shikoku88 at 17:05│Comments(0)TrackBack(0)映画・TV | 旅行

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