2014年12月21日
会社の正しい終わらせ方
先月、東証の友人を連れて香川産業支援財団を訪問した際、中山理事長からこの本を頂いた。
著者は、香川産業支援財団に登録している中小企業診断士。その、「夫と二人の子供のいる主婦であり、夫の会社の債権者であり、夫の会社の借入金に対する連帯保証人」が体験した夫の会社の倒産劇。勿論、そこは中小企業診断士なので、単なる体験談に終わらせず、理論化されている。
同じ会社破綻でも、「管理的破綻」と「生活崩壊的破綻」を分け、当然ながら、債権者に最善の誠意を示し、経営者や家族の生活を確保できるような「管理的破綻」を薦めている。著者の旦那さんは、これが上手く行ったおかげで、会社破綻後も取引先から「うちに来ないか」とお誘いを受け、現在では社員として元気に働かれているようである。
「はじめに」で、世の中には、「経営」できる人間とできない人間がおり、夫は職人であって、経営者にはなれなかった旨が書かれている。「経営」出来ない人間が経営者になるほど不幸なことはない。本人も不幸だし、経営者の場合には影響を与える人が従業員、取引先、株主と多い。
こうして仕事としてだけでなく、身内の倒産まで経験した中小企業診断士は貴重だ。その方が高松に居るというのは、香川の人にとって幸運なことである。
そして、「会社の正しい終わらせ方」が分かっていれば、起業に当たっても余計な心配をしなくて済む。事業がダメな時は、こうして会社を終わらせればいいのだから、それで人生までダメになるわけではない。
32:資金繰り表をつける間もなく、現場に入りっぱなし62:母が泣かなくてよくなること、父が死を選ばなかったこと・・・・・。会社なんて、私にはどうでもいいことでした。この暗くて重たいリビングがなくなることが、嬉しかった。(次女の回想)111:再生支援に関する新たな視点�〃弍蝶弯靴覆匹砲茲辰萄得犬棒�功している場合��経営革新と再生支援などによって、再生の途上にある場合��再生できないが、債権者に最善の誠意を示し、経営者や家族の生活を確保できるような破綻をする場合(管理的破綻)�ず銚⊆圓篏抄醗�などステークホルダーに対して連絡をせずに、夜逃げのような形の破たんになる場合(生活崩壊的破綻)

