2014年12月10日
車の価値

こちらシンガポールの新聞に出ていたマツダの広告。Mazda 3、つまり、国内でいうところのアクセラである。
値段に注目してほしい。「$123,800から」となっている。現在、シンガポールドルは90円なので、1100万円!といいうことになる。これは何のオプションもついてないから、現実的には1200万円は最低必要。これ以外に、「購入権」を買わねばならず、これは需給による市場価格で決まり、現在800万円ということなので、合計2000万円!スーパーカー並みである。日本での車両価格は200万円からなので、5倍以上する。これはシンガポール政府が車を増やしたくないので、多額の輸入関税を掛けているかららしい。
シンガポールは淡路島と同じくらいの島に550万人も住んでいる都市国家。くまなく電車とバス網があるうえ、タクシー代は安い。都心部なら$10(=900円)を超えることはまずない。政府が、車を制限するのも理解できる。
なのに、道路は渋滞するほど自家用車で溢れている。勿論、先日も書いた通り、日本を上回る所得で、住民は富んでいるのだが、2000万円でも車が欲しいという住民がこれほど多いことに驚く。
これは自動車にそれだけの価値を多くの人が見出していることの証左でもある。世界に自動車メーカーが多くて供給過剰になっているおかげで、先進国では数百万円で車を買うことができる訳だが、もっと高くなっても売れるのかもしれない。