2014年10月25日
これからの100年をデザインする

『フェラーリと鉄瓶』を読んで以来、是非話を聞いてみたいと思っていた。それが、高松で実現!地元地銀の114BKの取引先会である「たまも会」が奥山さんを講師として招いたのである。
奥山さんは、デザイナーであり、経営者でもあった。聞けば、32歳にしてGMのデザインセンター所長となり、いきなり37人の部下を持ったそうだ。しかし、GMの業績は悪化し、たった半年後には7人の首切りをしなければならなかったという。しかも、その第一号は、母校のデザイン学校の恩師。非常勤であったので、最初に契約打ち切りを宣言した。
その時、出来ることならやりたくない、と思ったという。しかし、やらなければ自分が首にされる。しかも、それで7人が助かるわけではなく、次に来た所長が同じことをやる。それなら、残る30人の雇用を守るため自分がやらなければならないと決断したという。それでも、結局、GMの業績は悪化を辿り、数年後にはデザインセンターは閉鎖。それに嫌気がさして、奥山氏はシニアデザイナーとしてポルシェに移る。
こういった若い時の体験があるから、奥山氏は経営者に成れたのだと思う。40歳も過ぎてからでは難しい。その意味で、40歳を過ぎるまでまともな管理職経験が出来ない日本の大企業は不利である。あたかも、未来の経営者を育てないように組織設計しているかのようだ。
