2014年10月17日

リクルート上場

ベンチャー宣言











ついにリクルートが上場!初日の終値は3330円で、時価総額1.9兆円企業が誕生した。今では信じられない思いだが、1988年の「リクルート事件」後、ダイエー傘下で再建されたというのが皮肉である。

私達の世代にとって、リクルートは身近な存在だろう。就職の時の「リクルートブック」から始まって、車の購入、転職、結婚、マイホームと、人生の転機で信頼できる比較検討可能な情報を探すとき、リクルートの媒体は常にそこにあった。

上場に際して、様々な「リクルート企業論」が出たが、私が読んで一番納得したのはセレブレインの高城社長(リクルートOB)によるもの。高城社長によれば、リクルートOBで起業した人は意外と少なくて(それでも他社に比べれば多いと思うが)、むしろ、ベンチャー企業の経営幹部として、リクルートで学んだ「ゼロから1」を生み出すよりも「1から10」にする能力を活かしているという。
 
よく言われるように、「日本は技術で勝って、ビジネスで負ける」ケースが多い。優秀な技術者は居ても、それを勝てる事業にできない。同様に、日本にアイデアマンは居るが、事業にできない。大企業の多くは出来上がったBMを管理しているだけで、事業を立ち上げる経験をした人は数少ない。

なので、121社もの子会社を持ち、年がら年中新事業に挑戦して、それを1億円で終わるのではなく、100億円のビジネスにするノウハウを持つリクルートOBが評価されるのは当然だ。 

shikoku88 at 11:54コメント(0)トラックバック(0)仕事 | 投資 

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