2014年10月06日
大成功している社長は例外なく「ケチ」で「メモ魔」で「細かい」
先週、大坂で開催された、神戸大忽那先生主催の「第一回アントレプレナーシップ研究会」に参加。この研究会は、研究者と実務家が一堂に集まり、アントレプレナーシップを学ぼうという会である。
第一回目の実務家発表者は、レオス・キャピタルワークスの藤野さん。あるVCファンドの出資者同士としてお会いしたのが数年前。本当は「投資のプロ」としてもっと話を聞きたいのだが、そんなことで時間を使わせて、私のNISA口座の「ひふみ投信」の運用成績が下がってはいけないので、我慢している(笑)。
今回の話でドキリとしたのは、
・ベンチャー村の住人は、上場村に関心がなく、「上場したら(自分の仕事は)おしまい」と思っている
ということ。逆に、上場村の住人は、「ベンチャーなんて怪しく、大企業を担当するのが仕事としてウエだと思っている」ということ。
その結果、IPOを挟んで大きなギャップがあるというのだ。担当官庁を見ても、上場前と上場後で180度異なる。未公開企業は概ね中小企業であり、経済産業省の「保護育成」対象である。ところが、上場した途端、金融庁の「管理監督」対象となる。
既に成熟した大企業ならいいが、新興市場にIPOしたばかりの会社は規模的にも、売上数十億円、従業員100人と言った規模で、まだまだ経営基盤が安定していない。上場後に成長へのプレッシャーから経営がおかしくなり、そのまま倒産したり、倒産しないまでも業績が低迷する会社は多い。
「大きなギャップ」というのは常にビジネスチャンスである。上場できたということは会社として大企業に成長できる最低限の要件は整えているし、何か光るものがあったからだ。ここに足らない経営資源を加えれば、再び成長軌道に乗せられる可能性がある。
