2014年10月03日
超学歴社会

昨日、「日本が学歴社会だとすれば、欧米は『超学歴社会』だ」と書いたら、かなり反応があった。
考えても見てほしい。昨日の世界ランキングTOP10大学の授業料+寮費(多くは寄宿制)は年間400-500万円になる。4年間いたら2000万円掛かる。大変な競争を経て、しかもこれだけの大金を費やしてまでも入りたいのは、それが「投資」であるからである。
2000万円かけても(平均的には)それ以上のリターンが得られると推定されているからトップ校を目指す。これで、「同じ会社に入ったのだから給与も仕事も同じ」と下位大学の卒業生と同じにされたら、「不平等だ」と怒るのが欧米だ。
ある大学の先生から、「かといって日本人が欧米トップ校を目指すのは、経済負担からも難しい。どうすればいいか?」という問合せがあった。
私の答えは、ズバリ「交換留学」。日本人として幸いなのは、先人たちが頑張ってくれたおかげで政治経済的地位があるため、世界的には二流校に在学していても、世界の一流校への交換留学の道が開かれていることである。
例えば、世界ランク351-400位
の早稲田から、ハーバードに交換留学できる。勿論、TOEFL90以上で、学内選考に通らなければならないが、普通に育った日本人学生が最初からハーバードを目指すことに比べればはるかに易しい。しかも、早稲田の授業料100万円に追加なしで、年間授業料500万円のハーバードの授業を受けられるのだ
「でも、ハーバードの学位が取れるわけじゃないし・・・」
はい、取れません(笑)。しかし、一流校に進学することの意味の半分は「人脈」。ハーバードであれば、世界中から秀才や、影響力のある家庭の子弟が集まっている。Bush Jr.はHBS卒で、アメリカ大統領初のMBA取得者であったが、彼がまともにやって難関のHBSに受かったとはとても思えない。「父親がCIA長官(その後大統領)」であったから、HBSは合格させた。同様のことが学部でも行われているのは間違いない。それが、同級生の人脈づくりのためになるからである。
しかも、大学によっては、交換留学生であっても同窓会に入れてくれる。ハーバードではどうか知らないが、私が同窓会長を務めた母校では、世界30校と一学期間の交換留学を行っている。LBSに交換留学した他校の学生も卒業後LBS同窓会に入れることになっており、これはものすごく価値のある特典だ。日本からは一橋ICSと慶応BSから応募できる。