2014年09月23日

危機からの脱出



醤油メーカー数






























日本の政府債務残高は約1000兆円。GDPと同等になるまで減らすには、半減させないといけない。預金残高がやはり1000兆円だから、日本の場合は、財政破たんを避けるため、「全ての預金から半分徴収します!」ということになる。尤も、塩野さんはそれは日本では不可能と考えていて、「無税国債」を薦めている。無利子の代わり、相続税も贈与税も免除するのだ。これは十分ありうるが、国債を減らすことにはつながらないので、時間稼ぎだ。

表は「純債務残高」なので、GDP比150%位。それでも、1/3をカットする必要がある。これを見ても、カナダの財政が優良であることがわかる。あれほど健全財政に拘っていたドイツ連銀もEUの屋台骨を背負わされたおかげで、今や見る影もない。

18:後者に属す私は、鳩山という首相を、「日本の悪夢」として忘れることにしたのである。この人が首相であった九カ月間を細かく詮索したりすれば気が滅入るだけだし、エネルギーをそんなことに費やしていただのでは、「以後」に投入しなければならないエネルギーがなくなってしまう。悪い夢だった、と思って忘れる方がよほど生産的である。

36:というわけで自信を持つには人生という戦場では勝つしかないのだが、いまだ経験不足で地力もない若者の考えるべきことは、初戦にはなるべく弱い相手を見つけることしかない。(中略)それで私が考えたのは、競争相手がいない分野を狙う、ということだった。物書きとしてのスタートはモードの記者だったが、対象に選んだのはイタリアのモードでフランスのモードではない。40年以上も昔の時代はフランス・モードが全盛で、イタリアのモードは日本ではほとんど知られていなかったからである。

49:想像力を自由に羽ばたかせたいと思えば、母国語にまさるものはない。なぜならば外国語は、所詮はよそゆきの言葉で、それゆえに人間性の自然に、多少なりとも反するものだからである。

82:EUの共通通貨の仲間にイタリアは入れないと、ドイツ連銀が強硬に主張していたころの話である。国の借金が多すぎるというのが理由だが、ときのイタリア政府の財務大臣は、中央銀行の総裁も務めた人で、この人と首相が決断した。イタリアにあるすべての銀行口座から、預金の0.05%を徴収する、と。私の口座からも、0.05%にあたる金額が、知らないうちに消えていた。イタリア人は、このとき、もっともイタリア人らしくないことをしたのである。

99:日本には半年に一度の割合で帰国するが、帰国中の私の関心はもっぱら日本人の顔。イイ顔になっている人は、この半年の間にイイ仕事をした人で、醜い顔に変わった人は、イイ仕事をしなかった人である。肉体上の美醜にも社会的な地位にもまったく関係なく、この評価は相当な確率で当たる。

169:人間には本来的にある闘争心は、上手に発散させる必要がある。そうでないと奇妙な方向に発散してしまう危険があり、ホンモノのバトルかと思うほどの犠牲者を産んでしまう。ノルウェーで起こった大量殺戮がその典型で、あれが起こったとき、ヨーロッパ中が驚愕したのだった。なぜヨーロッパの優等生の国で、ああも残忍な事件が起きたのか、と。
 私には、優等生の国だからこそ起きたのだと思えた。人口は数百万人規模しかないから、すみずみまで目が届く。税金は高いが、その代償である社会保障は完全。誰でも、食べていくのに困らない。つまり、深刻な問題には無縁な国なのである。

228:世間でまかり通っている一句に、賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ、というのがある。だがあれは、真っ赤な嘘である。賢者は、歴史からも経験からも学ぶことができる人で、愚者は、歴史からも経験からも学ぶことができない人、と言い換えるべきである。なぜなら、歴史とは経験の集積にすぎないからである。

239:日本による36年間の植民地時代をどう評価するか(韓国でのインタビュー)
「男と別れた後の女には、二つの生き方があるのです。第一は、別れた男を憎悪し怨念に燃えその男に害あれと願いながら一生をおくる生き方。第二は、過去などきれいさっぱりと忘れて新しい男を見つけ、と言って昔の彼とも仕事を一緒にしたりして、愉しい第二の人生をおくる生き方。あなた方は、どちらを選択なさりたいのですか」 


shikoku88 at 12:36│Comments(0)TrackBack(0) | 政治

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字