2014年09月19日

ローマの衰亡は500年、日本の衰弱は20年



「海外在住の女性だから正論を書ける」という面があるね。これと同じことを、日本のオヤジが書いたら、非難轟々になりそう。

109:イタリアの行政当局はなぜか、製品の30%だけでもイタリア国内で作られていれば「イタリア製」と認めているらしい。それで、日本でも知られているブランドのいくつかは、70%を中国で生産した製品を輸入し、残りの30%に当たる部分だけをイタリア国内で作って、「メイド・イン・イタリー」と銘打って売り出している。しかもその30%ですらも、イタリアにいる中国人がつくっているとあばき出す。(イタリア国営放送『レポート』)

220:第二次世界大戦での日本も、防衛で始まり侵略に移った後でも勝ちつづけて大東亜共栄圏を樹立し、しかもそれで百年続いていたとしたら、侵略戦争と言われることもなかったろう。だが、その前に負けたのだ。七百年も昔にキリスト教側の敗退でケリがついているはずの十字軍でさえも、今なおイスラム側では侵略戦争としているくらいなのだ。つい半世紀前に終わった戦争が侵略とされてもしかたないのではないか。
 ゆえに私には、日本がしたのは侵略戦争であったとか、いやあれは侵略戦争ではなかったとかいう論争は不毛と思う。はっきりしているのは日本が敗れたという一事で、負けたから侵略戦争になってしまったのだ。

221:憲法では戦争はしないと宣言しています、なんてことも言ってほしくない。一方的に宣言したくらいで実現するほど、世界は甘くないのである。多くの国が集まって宣言しても実現には程遠いのは、国連の実態を見ればわかる。ここはもう、自国のことは自国で解決する、で行くしかない。また、多くの国が自国のことは自国で解決する気になれば、かえって国連の調整力もより良く発揮されるようになるだろう。

227:日本で稼いだおカネは外国で使った方がトク、という状態に確実になったのは1980年代の後半になってからと思うので、日本の繁栄は、20年間の話でしかなかったことになる。
 もしも外国人の誰かがこの日本の歴史を書くとしたら、個々の分野では才能ある人に恵まれながらそれらを全体として活かすことを知らなかった民族、と書くのではないだろうか。ほんとうは、それこそが政治の役割なのだが。

240:外国に住んでいて腹の立つことの一つが、なぜ日本の在外公館はああも多額のカネを、費用対効果も考えずに使うのか、にあったからである。そして、「仕分け」そのものにも、いくつかを除けば同感だった。また、一時間で決めるという方針にも、一時間だからばっさり切れるのであって、一週間も討議したならば絶対に切れないと思っているから賛成だ。

253:ルネサンス時代のイタリアの思想家マキアヴェッリは、次のように言っている。
「天国に行くのに最も有効な方法は、地獄に行く道を熟知することである」
これが庶民だと、なるべく悪いことには近づかないようにして生涯を終える程度の理解で充分だが、指導者となるとそうはいかない。たとえ自分は地獄に落ちようと国民は天国に行かせる、と考えるような人でなくてはならない。その覚悟がない指導者は、リーダーの名にも値しないし、エリートでもない。 


shikoku88 at 06:41│Comments(0)TrackBack(0) | 政治

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