2014年09月03日

「教えないから人が育つ」



全国のトヨタ販売会社300社の頂点に立つのはネッツトヨタ南国(高知)である。何しろ、全国のトヨタ販売店で顧客満足度調査が始まった12年前から一度もトップを譲ったことがない。それも、定価販売することで有名。同じ車を高く売っているのに、顧客満足度が高い。そんな会社を作ったのが創業者の横田さん。「創業者」と言っても、横田さんは高知では有名な資本家一族出身で、新たに作る「グループ企業の一社を任されただけ」だという。

横田さんには以前、高松での講演でお会いしたことがある。その際も、皆、「どうしてそんなことができるのか?」という感じだったが、お話をよく聞いて、結局、「採用」に対する執念と言ってもいい労力の掛け方が原点だと思った。ネッツトヨタ南国では、社員の採用に一人当たり30-200時間を費やす。一回2時間の面接としても、15-100回分になる。納得いくまで、ほとんど全社員が候補者を繰り返し面接する。そうやって、「採用成功率60%から、95%まで高めた」と言っていた。

人の好みも様々なのだから、会社も様々でいい。それぞれの会社の社風にあった人が入社して、能力を発揮すればよい。だから、いいところも、悪いところも全てを見せたうえで、納得して入ってもらうことが大事だと思う。

巻頭言(横田):グループ企業の資本家の一員として会社を任されただけ
→ひたすら少しでも良い「人財」を採用し、彼らが自由闊達に仕事に前向きに取り組める組織を創る
全社員が価値観を共有し、高い問題意識を持ちながら、チームワークを発揮する組織。一人ひとりが自己実現をめざし、働く動機が内側から湧き上がってくるような「やりがい」のある組織風土づくり。

124(横田):ネッツトヨタ南国と未来工業
共通部分:
差別化戦略
x成果主義
指示・命令をしない
仕事は自分で考えてやる
従業員の「やる気」を重視

*一方、違う部分も多い
天外:同じように「人間性経営学」を実行している企業でも、これだけフィロソフィーに違いがある。(中略)企業の経営で人の真似をすると、大抵失敗する。

182(横田):管理と経営はどう違うか
 
自己管理が出来ている人:7時に起きて、歯を磨いて、顔を洗って、食事をして、7:30に家を出る・・・毎日それがちゃんとできている人。決められたことが決められたように毎日ちゃんとできている。管理というのは、こうしたらいいということが、あらかじめわかっていて、そのとおり毎日同じようにきちんとできること。

自分を経営できている人:毎日7時に起きていた人が、明日から6:50に起きよう。顔を洗って、歯を磨いて、屈伸、ストレッチの運動をしよう。食事のときに青汁1本飲むようにしよう、と変えた。これが自分の経営が出来ている人、セルフマネジメントが出来ている人。たんに、決められたルーチンをきちんと実行できるだけではなく、それをもっとよくしていこう、変えていこう、と果敢に挑戦するのが経営。 


shikoku88 at 07:21コメント(0)トラックバック(0) |  | 仕事 

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