2014年06月29日
豪族モデル

先日高松で行われた辻・本郷税理士法人の本郷先生の講演の中に、「地方の戦略モデル」というのがあり、地方企業の生き残り戦略を説いておられた。その中で筆頭に挙がったのが、「豪族モデル」。
例に出たのが、九州の麻生グループで、その変遷をたどると確かに面白い。LBSのアドバイザーを麻生社長がされていた縁で、私も以前、本社を訪問したことが有る。
麻生財閥は、戦前、石炭で財を成したが、当時、九州には他にも有力な石炭財閥が居た。それが「貝島」であったが、こちらは、「石炭以外手を出すべからず」との家訓を守って戦後没落した。
一方、麻生は戦後「セメント」に主軸を移し、高度経済成長の中でさらに発展した。高度経済成長が終わり、セメント需要が伸びなくなると、今度は医療など「サービス」に力を入れた。
家訓は、「程度大切」と「油断大敵」だそうだ。あらゆる事業は変化対応業である。従って、家訓で、経営方針を定めるのは良いが、事業分野を特定するのは良くない。
昔は地下(石炭)を掘り、戦後は山(セメント)を掘り、現在は人(医療、福祉、教育)を掘る。
