2014年06月17日
「奪う」コンビニ

辻・本郷税理士法人は、顧問先4000以上という日本最大の税理士法人で、今年、地元のみどり合同と提携した。その記念セミナーが先週開かれ、本郷先生が講演した。本郷先生は山形出身らしい、朴訥とした話し方をされる。早稲田で新聞記者を目指していたが、採用試験に落ち、一念発起して会計士になられたという。
講演の中で、興味深い話が。コンビニの歴史は、「奪う」歴史なのだという。
1.女性から→結婚の機会を奪う
2.外食から→市場を奪う
3.銀行から→ATMを奪う
4.コーヒー店&缶コーヒーメーカーから→コーヒーを奪う
「女性から結婚の機会を奪う」というのは、男性が何でもコンビニで簡便に用を済ませられるようになって、結婚する必要がなくなったという分析。男性の最大の結婚動機は、「家事をやりたくない」ことだという。
結局、高度成長から成熟社会になり、国内市場を対象にする限り、「どこかから奪わないと成長できない」時代が20年間続いたということだろう。コンビニは何度も、「もう成長の限界」と言われながら、その度に新市場を開拓して成長を続けてきた。その頂点に君臨するセブンの鈴木会長が言い続けているのは、「コンビニは変化対応業」だということだ。
あらゆる業界が警戒しないといけないのは、日本の小売市場で最強の競争力を持つコンビニだ。