2014年05月22日
教科書に起業家の話?

先週のNBCセミナーでは、経済産業省(METI)による興味深い資料がイロイロ出てきた。例えば上の図。
「日本のベンチャーの課題」というタイトルで、日本の開業率・廃業率の低さと、大きく育つベンチャーが無いことを嘆いている。尤も、これは、先進国の中ではベンチャーの盛んな英米と比べているので差が際立つが、欧州大陸諸国は日本と英米の間に入ってくる。何れにせよ、日本の企業「新陳代謝」が世界最低レベルなのは間違いない。
経済が低迷する中で、これを打開するにはベンチャー企業による挑戦しかない。新たな分野に挑戦すれば、失敗する企業も当然増える訳で、これをNice Try!と称えられる文化になるかどうかが、日本経済復活の鍵と言ってもいいだろう。
METIの「日本再興戦略」では、「開業率が廃業率を上回る状態にし、英米レベルの開廃業率10%台を目指す」と具体的な数値目標を置いた。 これを実現するため、企業のベンチャー投資促進税制として、「ベンチャー投資資金の8割を損失準備金として損金計上」出来ることになった
これはスゴイ
しかし、最も足らないのは、有望な投資先候補であり、投資資金ではない。こちらについては、中々即効策はない。起業家が増え、量が増えてこそ、質が充実してくる。長期的になるが、「教科書に起業家の話を入れる」というのは良い施策だと思ったが、これは実現するのだろうか?