2014年01月14日
BCG Advantage Matrix

藤井社長の「経営講義」で上記の表が出てきた。BCGのAdvantage Matrixだ。最近のうどん業界では大変化が起きているという。
当社の麺学校では、うどん蕎麦店は年間平均約3千軒が新規出店し、ほぼ同数が閉店し、ラーメン店は年間平均約3千5百軒が新規出店し、ほぼ同数が閉店していると教えています。既存のうどん蕎麦店は約4万軒強、ラーメン店は4万軒弱ですから、それぞれの平均寿命はそれぞれ14年と11年になり、平均すると、12〜13年になります。ラーメンの方がうどん蕎麦店より、平均寿命が短かく、競争が厳しいのです。そこで説明に出てくるのが、このAdvantage Matrix。ラーメン業界でかってはチェーン店が伸びた時代があった。ところが、現在では、チェーン店は縮小し、逆に個性豊かな個人経営の店が元気だ。それを見て、新に参入しようという人も増えている。
ところが、最近、社内で分析して分かったことは、ラーメン店の年間閉店数は3880店(チェーン店含む)で、年間出店数は3817店でした。以前の当社のデータより、それぞれ3百軒づつ増えていますが、閉店と新規出店がほぼ同数で、バランスしています。
うどん蕎麦店では年間閉店数が3079軒(チェーン店含まず)で、新規出店数はなんと、1376軒(チェーン店含まず)に激減していました。チェーン店の出店数はたぶん、この上にそれぞれ200店程度増えるだけなので、この数字だけから判断すると、うどん蕎麦店の新規出店が激減していることが分かります。要するに、うどん蕎麦店業界への新規参入者が激減しているのです。
従って、ラーメン業界は、規模に関らず儲かる機会がある「特化型事業」から、規模を大きくすると儲からなくなる「分散型事業」に移行しつつあると説明する。
対して、うどん業界はここ数年、丸亀製麺に代表されるチェーン店が大量出店した。これに圧迫されたのが個人経営の店で、昔ながらに経営していたのでは対抗できなくなった。こうした個人経営店の苦境を見て、新規参入が減ったのである。
つまり、現在のうどん業界は「特化型事業」であるということができる。今後、うどん業界が、ラーメンのように、「分散型事業」に移行するかどうかは、かってのラーメン業界のように個性豊かな店や商品開発が行われ、「競争変数」が増えるかどうかに掛かっている。