2014年01月10日
大学の事務職員
大学は、「研究室ごとに、自営業者の集まりだ」と思えばわかりやすい。勿論、大学の先生は大学と雇用契約を結び、給与が支払われており、なおかつ「任期なし」であればその地位が保証されている。研究職で入っている大半の先生は博士号を取って30歳前後で就職した時から終身雇用だ。この点、テニュア(終身在職権)を取ろうと必至でがんばる北米の大学とはまるで違う。
但し、良い研究成果を上げようと思えば、あちこちに研究テーマを応募して研究資金を獲得し、その資金で秘書や助手を雇い、なるべく自分を雑用から開放して、自分しかできないことに集中しなければならない。それができるのは企画書を書くのが上手い先生で、それを面倒に思う人は一人で自分の好きなことだけして定年を迎える。
ここが企業組織と違う点で、企業なら、企業戦略に合っていて、その人にそれをさせるのが得策だと考えれば、各部署が支援してくれる。少なくとも、所属部署で応援してくれる。なぜなら、成果が出れば、それは所属組織の成果になるし、逆に業績不振が続けば最後は倒産する。
ところが、大学では誰も助けてくれない。そんなことを手伝っても、自分の「業績」にならないためである。「ビジネスプランコンテストをすることになったので担当をして」と言われたが、それっきりで、誰も何もしてくれず、文句だけ言われたのには驚いた。結果、Facebookのイイネ300中160が私の友人で、最終選考に残った10組のうち4組が私が事前に指導したチームになった。
私がトップなら、研究科全体のパフォーマンスを上げるため、研究科共通の秘書を雇う。
2:事務職員・文科省から出向している大学本部勤務の「進駐軍」・中初級公務員試験をパスした職員・パート(公務員定数削減で急増)38:アメリカには秘書になりたい他人、なれる人が沢山いる。知的でクリーンな職場だし、転勤なしで長く勤めることができる。また、自力で結婚相手を見つけなくてはならないアメリカ人女性にとって、大学は絶好の猟場。110:働く時間が3000h→3600hに増えた(東工大→中央大)研究時間 1800 → 1800教育 600 → 900雑務 600 → 90064:森口教授OR 「秘書選び問題」・1人目の候補者はパスする・2人目以降の候補者から、それまでに来た誰よりもいい人を採用する
トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by ねむりぐま 2014年01月12日 16:59
へぇ〜。。
「積み上がる経営」を全く考えないのね。みんな個人のことだけ関心があるのかな。
研究室全体のパフォーマンスを上げないと世間からは評価されないのにね。学生からも。
でも山中教授は、研究室の資金稼ぎにマラソンに出場されてるんだよね?彼は特別なのかしら。
「積み上がる経営」を全く考えないのね。みんな個人のことだけ関心があるのかな。
研究室全体のパフォーマンスを上げないと世間からは評価されないのにね。学生からも。
でも山中教授は、研究室の資金稼ぎにマラソンに出場されてるんだよね?彼は特別なのかしら。
2. Posted by SussexPlace 2014年01月12日 20:47
ちょっとややこしかったけど、研究「室」単位なんです。研究科とか学部、さらにその上の大学単位では動かないということ。なぜなら、研究者が評価されるのは「研究成果」であって、イベント成功させたり、リクルーティングでは評価されない仕組みなので。
