2013年12月02日
お金の呪縛を解く
松本さんには2度しか会ったことがなく、よく知っている訳ではないのだが、同い年ということもあって何となく気になる存在だ。勿論、相手は30歳にしてGoldman Sachs史上最年少のパートナー(共同経営者)になった立志伝中の人物で、私など足元にも及ばない。
その松本さんが「お金の呪縛から解き放たれた」きっかけというのが面白い。東京大学3年の時、お金持ちの同級生と塾を経営していた松本さんは、その同級生の親からこういわれたのだという。
「オオキちゃん、アメリカに行ってらっしゃいよ。航空チケット代は出してあげるから」
1980年代半ばのことで、ドルは250円くらい。私にも覚えがあるが、米国往復チケットは30万円以上した。堅苦しく考えれば、そんないわれはないと断るところだろうが、松本さんはこれをありがたく受けることにして、人生で初めて海外に出かける。そこで、あまりに英語が通じなかったことが悔しく、帰国してから英語の勉強に励み、さらには外資系証券会社に入社することになった経緯は別の本に書かれている。この時、「お金の呪縛」で申し出を断っていれば、MONEXの松本大はなかった。
さて、なぜ、これで「お金の呪縛から解き放たれた」のか?それは、「人は自分の持っているものを伸ばせばいい。お金がある人、人脈のある人、いろいろな人が集まって分業すればいい」ということに気づいたからなのだ。分業は資本主義の根幹であり、それを仲介するのはお金だ。そして、資本市場が機能することでお金が効率よく配分される。
こういった考え方の他にも、仕事術的なヒントが満載でためになった。出張の時の中身は私もほぼ同じなのだが、「(夏でも)薄手のセーター」は気が付かなかった!これがあれば、今年1月のタイ出張で風邪を引いて1週間苦しむことはなかった。
33-34:Travel Lightスーツ、私服、下着、仕事資料、PC、洗面用具、セラミックヒーター、シュピラー(携帯ウオシュレット)・薄手のセーター(身体には冷えが大敵)・耳栓(移動中の雑音を減らすだけで疲労が少なくなる)26:仕事はできるだけ少人数で回す単位時間当たりの経験知を増やせば、全体的な経験知も増える172:納税はもっとリスペクトされるべきであるし、払っている本人は「だから社会人である」と誇っていい92:夢や目標は曖昧なほうがいい末来のことを事細かに考えたところで周りも換われば自分も変わる22:「どちら側に転ぶか?」をいつも考える判断力を磨くには判断のスピードを上げ、判断の数を増やす以上の方法はない

