2013年11月21日

animal spirit

大学人になったので、古典に再挑戦してみる。

企業家精神という言葉が生まれる前、それに近いことをanimal spirit(動物的な衝動)と呼んだのはケインズであった。ケインズは合理性だけでは経済の発展が止まってしまうことを理解していた。

また、ケインズが需要不足の不況下で政府による積極的な財政政策を提言したのは、好況時に財政黒字を貯めておくことを前提としていた。それを、後の政治家が大衆迎合して、「好況時になんとか財政均衡、不況時には赤字」を当たり前にしてしまい、返済不可能な累積赤字を積み上げてしまった。

220:一国の資本の発展がカジノでの賭け事の副産物となってしまったら、なにもかも始末に負えなくなってしまうだろう。

224:企業活動が将来利得の正確な計算にもとづくものでないのは、南極探検の場合と大差ない。こうして、もし血気が衰え、人間本来の楽観が衰えしぼんで、数学的期待値に頼る他われわれに途がないとしたら、企業活動は色あせ、やがて死滅してしまうであろう。

318:使用中の道具的資本(たとえば機械)や消費用資本(たとえば家屋)に特徴的なのは、その収益が普通は持ち越し費用を超過しているのに比べて、流動性プレミアムはおそらく無視しうる程度だ。

319:貨幣の場合には流動性プレミアムが持ち越し費用をはるかにしのいでいる。 


shikoku88 at 08:42コメント(0)トラックバック(0) |  | 経済 

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