2013年11月15日
INSIDE JOB
今回の旅行中にフランス人友人宅で一緒に見たDVD。2010年に制作された2008-9年世界金融危機を扱ったドキュメンタリー映画。私の知り合いもインタビューこそされないものの、二人出てくる。
これを見ると、世界に正義はないのかと暗澹としてくるが、一方、面白いことに気が付く。米国と中国は体制こそ違うものの、共通点が多いということだ。
・世界1,2位の経済大国
・国土面積&人口が多い
・世界1,2位の軍事大国
・"The Wallstreet government"に対し共産党による独裁体制
米国は歴史上、度々過ちを犯したものの、二大政党のためか、自浄作用があったと思う。ところが、この映画も指摘するように、米国の肥大化した金融機関はその金の力に物を言わせ、ここ30年間、共和党政権だけでなく、民主党政権でも強力な影響力を発揮した。そうして好き放題やった結果が世界金融危機で、何兆円もの税金を投入して金融機関を救い、そしてそれまで破格の給与とボーナスを手にした経営者も従業員も返還を迫られることはなかった。
本来であれば、独占禁止法により、分割を求めなければならないところ、皮肉なことに、世界金融危機でさらに金融機関の合併が進んだ。こうなると、どの金融機関も「大きすぎて潰せない」ということになる。それを知っている金融機関は、ほとぼりが冷めたら、あるいは法に抜け穴があれば、また他人の金で大博打を張り始める。
