2013年07月16日
スリッパの法則

スリッパの法則 - プロの投資家が教える「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方 [単行本]
ジャフコ先輩のVCファンドに共に出資しているのが縁で知り合った「カリスマファンドマネージャー」とも言われる藤野さん。新刊本が出たのを気に、大ヒットした前作も読み直してみる。VC投資をやってきた私としても、納得がいく。
法則1.創業者の魅力にだまされるな(創業者は常に確信犯)2.自分の過去の苦労話にインタビューの大半を割く社長の将来性は乏しい3.社長の自伝を本人からプレゼントされたら、その会社への投資は控える4.創業者のコンプレックスを聞くことは重要なキーになる5.人の話を聞かない社長には投資しない6.質問すると怒り出す社長の会社は負け組み企業入りか、すでに負け組み企業7.自分の会社の話をすると興奮してくる社長は信頼できる8.社長の話に感動した会社と感動しなかった会社では、感動した会社への投資ははるかに成功する9.平凡な社長は総論を話し、優秀な経営者は各論も話す10.業績不振の要因を景気や政治のせいにする社長の会社は、景気が回復しても業績は回復しない11.相手の肩書きによって態度を変える経営者は信用できない12.大成功している経営者は例外なく細かい13.優秀な経営者の多くはメモ魔である14.社長室の豪華さとその会社の成長性は反比例する15.金ピカの高級時計をしている社長は要注意16.社長が唐突に著名人との親交をにおわせる、もしくは強調するときはその会社への投資は避ける17.嬉々として業界団体やロータリークラブの名刺をくれる社長には要注意18.社長車が高級外国車であれば、社長のビジネスセンスを疑う19.オーナー経営者は投資家と株価について利害が一致するが、サラリーマン経営者は株価に無頓着である20.優秀な番頭のいる会社はリスクが少ない(オーナー経営者の場合)21.後継者が育っている会社は将来性が高い(二代目の殆どはスポイルされる)22.三代以上続いたオーナー家からは傑物が出やすい23.兄弟で経営している会社で、弟の学歴が兄の学歴を上回っており、保有株数に差が無い場合は、現在及び将来の兄弟喧嘩の可能性を考える24.パソコンを操れない社長は将来性が少ない25.豪華な新社屋ビルを建てたときは、業績のピークか株価のピーク、またはその両方である。26.社内では、スリッパに履き替える会社に投資すると、不思議に儲からない27.社員に体操を強制する会社は儲からない28.成長している会社の空気は華やぎ、停滞している会社の空気はよどんでいる29.トイレの汚い会社への投資は必ず損をする30.極端に美人の受付嬢がいる会社は問題がある31.自社製品以外のおみやげをくれる会社への投資は儲からない32.社員同士を「さん」づけで呼び合う会社への投資はリターンが高い33.会社の規模に比べて役員が多すぎる会社は成長しにくい34.相談役のいる会社は成長性が少ない35.ディスクロージャーに積極的な会社には安心して投資が出来る36.ディスクロージャーに熱心すぎる会社には要注意37.トップがみずからディスクロージャーする会社は安心である38.急成長企業の新規分野への強気発言は5割引で聞く39.低成長企業の新規分野への強気発言は9割引で聞く40.社長の保有株比率の高い会社は、社長の株価と業績に対するインセンティブが高い41.極端に社長とその一族の保有株比率が高い会社はモラルが低い42.仕入先、顧客の保有株比率が高い場合は、二通りのケースを想定する43.金融機関による保有株比率が高い会社は、株価の上昇を期待できない44.よい会社はビジョンや経営理念が社員に浸透している45.よい会社は社員が社会的意義を感じて、プライドを持って仕事をしている46.よい会社は管理体制が優れている47.よい会社は複数の価値観を持った人材を抱えている48.よい会社は自社の強みを最大限に利用し、執拗に徹底的に高めていく49.よい会社は当たり前のことを徹底的に追及する50.よい会社は常に個性的である51.悪い会社はよい会社の逆である52.悪い会社は常に似ている53.もう、これ以上悪くならないということはない54.兆しに気をつける55.成長産業にいるからといって成長企業とは限らない56.成熟産業に成長株があることがある57.多角化は多悪化を招く58.自分でその会社のサービスを受けて満足したら投資価値がある59.モラルの低い業界、企業は遅かれ早かれぼろを出す60.損益計算書の分析より貸借対照表の分析に時間を掛けろ61.BSの分析よりCFの分析に時間を掛けろ62.CFの分析よりBMの分析に時間を掛けろ63.悩んだときは、疑うよりは信じたほうが最終的には成功する
[m:67]本来はメモを取り必要がある人がぼんやり聞き流していて、十分に知識を持っている人ほどまめにメモを取る