2013年04月28日
TPP大歓迎

井上社長は1996年にイタリア、1997年にスペインのオリーブの大生産地の視察に出かけている。
その時、地平線の彼方まで延々と広がるオリーブ畑を見て、「これは1000年経っても敵わない」と暗澹たる気持ちになったそうだ。 しかし、帰りの飛行機の中で、オリーブを大切に育て、収穫時期を気遣い、実を傷つけないよう手摘みする父親の姿を思い出す。
「こんなことはイタリア人やスペイン人には絶対出来ない」
「ならば、日本人にしか出来ないやり方で最高の製品を作ろう」
生産規模が全く違うため、イタリアやスペインではオリーブの収穫は、木を揺らしたり、熟して自然落下するのを待って、下でシートで受ける。当然、実は痛みやすい。実が痛むと酸化が進む。オリーブオイルは酸化度によってバージンや、エキストラバージンなどに分類される。
今では、井上誠耕園のやり方をスペインの提携農家に指導し、輸入して井上誠耕園ブランドで販売している。また、小豆島産のオリーブオイルを本場ヨーロッパに化粧品として輸出も始めている。
そんな経験から、井上社長は、「TPP大歓迎」なのだそうだ。私の知っている、真面目に工夫してやっている専業農家はどこもTPP賛成だ。数だけ多い兼業農家の戯言で国の判断を誤ってはいけない。