2013年04月14日
鎖国シンドローム

鎖国シンドローム 「内向き」日本だから生きのびる [単行本]
こういった本が、国際派の「ミスター円」こと榊原氏から出てきたことが面白い。当然、本当に鎖国をすすめているわけではなく、「外に積極的に出なくてもいいじゃないか」ということ。
私も、昔から、「英語教育は選択にすべき」と言ってきたので、無理やりな国際化には反対。そんなことしたって身につかないし、意識の低い日本人を無理やり海外に送ったって顰蹙を買うだけ。
人間だって、外向的な時期と内向的な時期を繰り返して成長する。日本という国も、「鎖国的時代」に入ったという捉え方も確かに出来る。
しかし、全員が内向きでは国は成り立たないだろう。バランスを取るだけのスーパー外向きも必要。LBSへの応募状況を見ていると、質量ともに年々向上しているので勝手に逆張りでバランスは取れつつあるのかもしれない。
・日本は「開国的な時代」と「鎖国的な時代」を繰り返すことで成長してきた。その背景には、日本人特有の「鎖国メンタリティ」がある。
・鎖国メンタリティが弱い時代は、日本は諸外国との交易や文化の吸収を求めて海外に出て行った。一方、鎖国メンタリティが強い時代は、「内向き」な成熟を求め、健康で幸福な生活を営む工夫がなされた。
・平成に入り、日本の成長率は落ち込んだが、「成熟社会」という視点で見ると、環境、安全、健康のどれをとっても日本は世界のトップクラス(1991-2010 平均成長率0.9%)
・明治維新以来、日本は欧米を見習ってきたが、今度は欧米が成熟社会の先進国である日本を見習う時代。成熟国家としての日本は、世界の辺境から中心になってきている。