2013年02月15日
The Shift

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
LBSのOBの看板教授であるProf. Grattonが先週来日していた。多忙な来日スケジュールの中、LBS同窓会にも時間を取ってくれ、その代り、前のアポと後ろのレセプションの間の午後5時から2時間という変則的な開催となった。
私は25年近く前のMBA1年生の時、Lyndaには直接習ったので是非出席したかったのだが、翌日朝から大学で卒論審査会だったので泣く泣く断念。
彼女の最新作The Shift(邦題:ワーク・シフト)は世界中で評判になっており、これまでも欧米では著名教授だったが、世界的になりそう。
内容的には、こういうことだったようです。
リンダ・グラットン教授は5つの要因として以下を挙げる。
1.テクノロジーの変化
アフリカでは、マサイ族が携帯電話を使っていること、教育のIT化が進んでいることなどを例に挙げつつ、テクノロジーが社会に影響を与えていることを述べた。
2.グローバル化の進展
リンダ・グラットン教授の住むロンドンでは、イギリス人だけでなく、他の人種も増えていることを例に挙げていおり、その流れは企業にも、多様性を求め始めるだろうと述べた。日本では、まだ人種の多様性はあまりないが、長期的には、そのような傾向は持続せず、日本でも多様化していく傾向にある。
3.人口構造の変化と長寿化
日本の高齢化は社会問題と化しているが、これと全く同じ事が20年後の中国でも起きるだろうと予測。自分が年を取った時に何をするかを考えつつ、仕事への取り組み方を変えるべきであろうと言う。
4.社会の変化
デンマークでは単身世帯の方が、複数世代で暮らしている家庭よりも多いことや、離婚の増加などを例に挙げつつ、社会の変化を取り上げた。
5.エネルギー・環境問題の深刻化
第一の資源は石油ではなく「水」であるとし、地下からの水はもう底をつき始めていると言い、将来は水という資源と二酸化炭素に悩まされる社会になるという。