2013年01月20日

センター試験

かっては「共通一次」といわれたセンター試験。私が受けたのは1982年の第3回目。

寒いさなかに行われる入試。うちの実家は讃岐山脈のすそ野にあり、試験会場の高松までは途中小さな峠を越さなくてはならない。ここは雪が降ると、凍結して通れなくなる。大事をとって、前日は善通寺の同級生宅に泊めてもらったのが懐かしい。

以来30年の月日が流れ、今回初めて監督として参加することに。「全ての受験生に平等に」が至上命令なので、非常にしっかりしたマニュアルが作られている。30年間でさすがに進歩したようだ。この間に英語のヒアリングテストが導入され、ICレコーダーに問題の入ったメモリを挿してイヤホンで聞く。音量も調整できるし、この試験だけは巡回もするなと言われていて、これなら聞きやすい。

こんな「完璧に管理」された入試を体験して思い出したのが、自主映画からCM制作を経て、劇場映画へ進出した大林宣彦監督の成城大学での受験体験 

そのころ、ボードレールに憧れていまして、入学試験中にポケットからウイスキーの小瓶を出して飲みながら答案を書いた。すると、試験官の先生が「良き香りがいたしますな」と。「先生も一献いかがですか」「頂戴いたしましょう」。ウソみたいなホントの話です。 
うーん、マンダム これは、この間に起こった「大学の大衆化」を如実に表す。かってエリートのものだった大学は、独自の価値観やおおらかさがあったようだ。大衆化していろんな人が行き始めれば、一般的に理解を得やすい一律なルールが適応される。センター試験はその頂点だろう。一体、どっちがいいのだか。

ちなみに、受験生から一番苦情があるのは、試験監督の「居眠り」らしい。受験生に実害はないと思うのだが(笑)、「自分は大変なのに」という腹いせか?そんな訳で、携帯も、本も、飲み物も持ち込み禁止と、全く受験生と同じ待遇。

仕事で忙しくて一分もムダにしたくないときに、朝8時から夜7時までタ〜ップリ時間があるのに、大半を手持ちぶさたで過ごさなければならない、この苦痛。今日も苦行が続く。

shikoku88 at 06:04│Comments(0)TrackBack(0)今日の出来事 | 教育

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