2013年01月04日
J.K. ROWLING, Harvard Commencement Address 2008
二人目のスピーカーは、『ハリー・ポッター』シリーズの作者J.K.Rowling。2008年にHarvard大学の卒業式で行ったものだ。
構成は、前半が「失敗がもたらす利益」、後半が「創造力の大切さ」になっている。イギリス人らしいユーモアがあり、随所で笑いを取りながら、非常に深刻な話を聞かせる。大したテクニックも使ってないのに、彼女の本同様、話に引き込まれていく。
彼女は、人類の罪から逃れることを選択せず、「枕元の読み聞かせ」が力を持つと信じて徹底抗戦することを選びました。そうして生まれたのが知恵と勇気と魔法を駆使してモンスターに立ち向かう物語『ハリー・ポッター』シリーズです。そしてこのスピーチで、魔法は創造力であり、モンスターは社会の残酷さであり、そのモンスターと戦うのはみなさん自身であると、強く迫っているのです。(p84)個人的には、このフレーズが心に残った。大の大人になっても、他人のせい、親のせいだという「子供」が多いのに驚く。それを一喝しない大人が悪い。
There is an expiry date on blaming your parents for steering you in the wrong direction; the moment you are old enough to take the wheel, responsibility lies with you.