2012年08月13日
This time is different

国家は破綻する――金融危機の800年
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「銃の脅しによって奪われるより多くのカネが、たった4語のせいで失われる。
『今回は違う(This time is different)』という言葉だ」
世界数十か国を、過去最大800年に渡って、金融危機に絞って研究した力作。歴史を見れば、 「日本の失われた10年(20年?)」も、金融危機の「典型的症状」(民間の借り入れ大幅増+資産価格急上昇→マクロ経済の破綻+政府債務の急拡大)に過ぎず、従って、その結末も正しい対処法を取らなければ、悲惨なものになるだろうと予測する。
GDP比で100%を超える多額の負債を抱えた国で、経済成長で借金を返した国はただ一つしかないという事実。それも、1985年のスワジランドただ1国というのだから、経済規模の余りの違いから参考にならない。スワジランドには国民医療制度も年金制度もない。
選挙民が負担を次世代に押し付けようとすることに対し、民主主義は積極的な防止策を持たない。この圧力に対抗するためには、未成年者分の選挙権を親権者に与えてもいいと思うんだけどな。
「これはいつか来た道」
日本は戦後インフレ最大568%を記録したが、忘れてしまっている
例外:ドイツ 1920年代のハイパーインフレの苦しみを忘れない
銀行危機は所得水準も政治体制も異なる国々で広く頻発する
→人間の性質(傲慢と無知)に起因
115:国は世代間の借り入れをすることができる
→そのため、過剰な借り入れをしがち