2012年04月30日
貯蓄大国は過去の話

かって学校で勉強していたころ、社会科で習ったのは「日本は貯蓄率が高い」ということ。1980年代まで20%を超えていた。この貯蓄は、主に銀行を通して企業に貸し付けられ、設備投資や運転資金として使われていた。
それが、今やOECDでも最低水準(表)になっていて、一時は、万年低水準の米国を下回った。現在は、日本、米国、韓国、イタリアが5%前後で同水準にある。ドイツ、フランスは10数パーセントで安定している。
日本の貯蓄率が急減した原因については、こう分析されている。
1.家計に貯蓄する余裕がなくなっている
家計の収入が伸び悩んでいる一方で、少子高齢化の影響で社会保険料(年金、医療保険、介護保険)負担が増大している。
2.高齢化の進展
現在、全人口に占める65歳以上の高齢者の割合は23%弱に達しており、その多くは収入が減少して貯蓄が出来ない。さらに、高齢者による預貯金の取り崩しが進めば、場合によっては家計貯蓄率がマイナスになる事態も起こり得る。
そうなれば、上記リンクで小宮氏が指摘している通り、低金利時代が終わる可能性がある。