2012年05月01日
組織改革には組織の一体感醸成から

先週の学長のもう一つのお話は、大学の置かれた環境。
社会からは、「社会に役立つ人材を輩出しているのか」という厳しい目が向けられ、 財政難で国立大学運営費交付金は減らされている。教員・職員の給与も減る傾向にある。そんな中、「全学一体となっての改革」を訴えられた。
しかし、「全学一体」にならず、組織としての動きがちぐはぐなのが、「自治」を謳う大学の面白いところ。組織改革を進めるには、まずは組織としての一体感を醸成するところから始めなければならない。
ところが、
・大学の歴史や概要を教えてない
私の場合は、地元の出身だし、縁あって属した組織だからと、勝手に調べた。しかし、大半の教員は本学に望んで入ったというよりも、「たまたま募集があったから」。入ってから、組織構成員としての誇りを教える仕組みがない。道理で、大平正芳を知らない職員もいるわけだ。
・目的に対する工夫がない
中央官庁は、「省益有って、国益なし」と言われるが、こんな小さな大学でも「学部の壁」がある。今回の新入教員研修は学部横断的になされた、数少ない学部を超えた交流を図るチャンスだった。その目的からいえば、終了後の交歓会も参加は必須だろう。ところが、こちらは任意参加で、参加費3000円。あり得ない!
結局交歓会に参加したのは、新人教員の半数以下。自動車通勤も多いので参加強制が難しいなら、ランチを長めにとって立食でもよかったのに。目的に照らし合わせて、少し考えればわかること。
「組織」改革しようにも、そもそも、「組織」があやふやなので「糠に釘」状態。つくづく、(国立)大学というのはトップの意思が浸透しにくい組織だと思う。自営業者のような教授陣と、公務員体質の職員組織のパラレル組織をまとめられるリーダーシップとはどういうものなのか。リーダーシップ論として興味あるところ。
