2011年05月14日

ベンチャー企業こそ復興の担い手:被災地からのアピール

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昨年末から、日本ベンチャー学会という学会会員になった。会費は払ったものの、仕事をしながらなかなか出席できなかったが、退職したので、今回始めて出席してみた。

今回は、会員に限らず、オープンな会で、テーマは「ベンチャー企業こそ復興の担い手:被災地からのアピール」ということで、東北地方の大学、企業が発表。

第一部のパネルディスカッションは、「東北の新たなベンチャー企業創出モデル」ということで、取り上げられたのが、(旧)アルプス電気盛岡工場発の企業群。なんと、40社の企業が元社員によって創業され、さらに特筆すべきは、1社を除く全ての会社が創業10-20年経った今も存続していること。通常、創業10年経って生き残る会社は半分以下と言われている。

この調査をしたのが、九州大学の五十嵐先生で(そういえば、なぜ九州大学??)、この現象の最大原因を、アルプス電気盛岡工場の元工場長が植えつけた(CIに対しての)Division Identityだとしている。盛岡工場は、単なる製造部門としてではなく、常に「新しい売れる仕事を作れ」を目標とし、世界初のカーナビや、20世紀最高のプリンターを生み出すなどした。(これが、後のAlpineブランド)

ところが、1990年代初め、バブル崩壊で人員整理を余儀なくされる。この時独立したのが第一波。最終的には2002年ITバブル崩壊で工場閉鎖が決まり、第二波の独立企業群が生まれている。

40社中38社は岩手県内に存在し、互いに気心が知れ、仕事がしやすいことから、企業群(クラスター)を形成している。倒産企業が出なかったのも、このネットワークの力があるようだ。そのうちの一社の経営コンサルタントのコメントがあった。

通常、工場が閉鎖になっても、そもそも独立に必要な実力を付けている人が少ないので、企業内での配置転換か地元での転職(勿論、アルプス電気盛岡工場でも大半はこちら)となり、独立する人は稀。アルプス電気の場合は、それだけの実力がつく仕事をやらせていたことが大きいようだ。

shikoku88 at 17:21コメント(0)トラックバック(0) | 仕事 | イベント 

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