2011年05月04日
アジア上場で成長に活路

アジアの証券市場でのIPOの話はこれまでも折につけ書いてきましたが、昨日の産経新聞に記事がありました。
マザーズへの上場を目指しており、主幹事証券会社も決まっていたのに、
「どんどんハードル(基準)が変わり、クリアしたと思っても主幹事からは『もう少し待ってください』といわれた」
「3回繰り返され、ブチ切れた」
というのがリアルですね。
記事にも、「IPO基準の緩和を希望」とありますが、これまでも、
緩和→スキャンダル→規制強化→IPO低迷
の繰り返しでした。
上場基準の緩和よりも、「上場に際し日本はルールが曖昧で裁量の余地が大きい」ことが問題です。これをクリアすれば上場できる、という基準があいまいなので、3年かけて上場準備しても最後まで上場できるかどうかがわからず、(最近まで)「どこがダメで、どう改善すれば上場できるか」という審査結果の詳細も明かされませんでした。
これには、
・ここをブラックボックス化して、これで食べている関係者の意向
・ルールに齟齬があった場合、あとで言い訳できない事態を回避しようという責任逃れ
があったように思います。日本社会にありがちなことです。
これでは、世界と戦っている企業が海外に流出してしまうのは避けられません。
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この記事へのコメント
1. Posted by Nataly from Singapore 2011年05月17日 13:20
「上場に際し日本はルールが曖昧で裁量の余地が大きいことが問題です。」
確かに記事の通りですが、シンガポールでも同様ですので、これについて議論の余地はないと思います。実際に、純粋な日系の中小企業は、1社もシンガポール市場に上場していないのですから。トランスキューは、Reverse Take Overなので、日本で言われる「上場」とは異なります。このセミナーが具体的にどんなテーマだったのか分かりませんが、一般的に日本で言われている上場をシンガポール市場で目指すというテーマだったのであれば、トランスキューがスピーカーとして発言していることは疑問ですよね。
確かに記事の通りですが、シンガポールでも同様ですので、これについて議論の余地はないと思います。実際に、純粋な日系の中小企業は、1社もシンガポール市場に上場していないのですから。トランスキューは、Reverse Take Overなので、日本で言われる「上場」とは異なります。このセミナーが具体的にどんなテーマだったのか分かりませんが、一般的に日本で言われている上場をシンガポール市場で目指すというテーマだったのであれば、トランスキューがスピーカーとして発言していることは疑問ですよね。