2011年01月23日
会計&ファイナンスのための数学入門

会計&ファイナンスのための数学入門
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ファイナンス理論で日本発は少ない。MBAコースで「日本オリジナル」を習った覚えはないし、せいぜい投資の世界で使われる酒田罫線や一目均衡表位ではないか。
そんな中、久しぶりにオリジナル理論が日本から出た。著者は栃木に住む公認会計士。
例えば、損益分岐点分析といえば、コストを固定費と変動費にわけ、一次関数で損益分岐点を算出していた。所謂、CVP分析だ。ところが、これは「単利」の世界で、実際の企業活動は「複利」だ。良いことも、悪いことも雪ダルマ式に拡大する。
高田氏はコスト関数を実際の決算書の分析から、指数関数を使ったSCP分析を編み出した。CVP分析では売上が増えれば増えるほど利益が増えるが、SCP分析では最大利潤となる売上高が存在することになる。
他にも、これまでハッキリと示されたことのない、最適資本構成が数式でスッキリと示されている。最適現金残高の考え方も面白かった。
会計&ファイナンスに興味のある方にお奨め。
