2011年01月09日

会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ4

会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)
会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)
一昨年のベストセラー。

メーカーの研究開発職として食品の鮮度保持剤の開発に取り組んでいた著者は、ある日上司から、「お前はマグロ船に乗ってこい!」と言われ、九州を出航した小型マグロ船に乗って3ヶ月間太平洋でマグロを追う。

その間のマグロ船の乗組員とのやり取りから学んだ人生訓。

22:「ええか、齊藤。おいどーらがマグロを捕りに行くとき、一番大事なことを知っちょるか?それは『決める』ことど。おいどーらも、どこにマグロがいるかなんてわからん。情報を集めて、『ここで漁をしよう』と、えいやで決めちょる。当たり前じゃが、そこにマグロがいるなんて保証はねーんど」 (船長)

34:「いい事が起きたら喜んで、嫌なことが起きたら暗くなる。それじゃ犬と同じじゃねーか。人間はの、感情をコントロールできるんど。」(機関長)

37:結果を気にするのは仕方ないが、結果に気をとられすぎるともったいない(船長)

64:最初は「自分は何も出来ないダメなやつだ」と認めること。そこから一歩ずつ、自分が得意だったり、好きなことを磨く。(船長)

この船は、鮮度のいいマグロをもって帰る船として有名だったそうで、これはやはり船長や船主、機関長などの「経営陣」がいいんでしょうね。だから、こうした含蓄のある話も出来る。本をよく読むと、一般船員から聞いた話は殆ど出てこない。

もう一つは、船に乗った著者は船員たちにとって利害関係のない「お客さん」であること。利害関係のない若造相手だから、いい話が出来るし、聞く方も素直に聞ける。

最後に、本当にスゴイのは、著者をマグロ船に乗せた会社の上司ですね。研究に行き詰まった著者に何が足りないのか見抜いて、マグロ船に乗せわけです。上司が「決めて」、著者は大きく成長して戻り、開発を成功させて「結果」を出した。



shikoku88 at 14:41│Comments(0)TrackBack(0) | 仕事

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