2010年11月22日
ソブリン・クライシス

ソブリン・クライシス 欧州発金融危機を読む
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今年7月に「緊急出版」された本。タイミングよく出さなければなかなか本は売れない。
これ、実はLBS同窓生が書き、献本いただいた。直ぐにパラパッラと見て、そのままになっていたもの。
今週末に改めて読んでみた。
大きくは、
?ソブリン・クライシスとは何か
?なぜ起こったか
?日本に波及する可能性はあるか
という構成。
今回の国家財政破綻危機はEUが中心。所謂、PIGS(ポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペイン)とアイルランドも。そもそも、通貨は統一されたが、財政は各国に委ねられたままだったので、信用力の劣る国が、ユーロ導入によって実力以上の低金利で資金調達出来ることになり、実際そうして、過剰な資金流入を招いた。これが各国でバブルを引き起こし、やがてそれは破裂。普通は、通貨安による自動調整機能が働くが、統一通貨となっているこれらの国では通貨の切り下げが直接は起こらない。
さて、問題の、日本に波及するかどうかだが、本書ではこうまとめられている。
「主体的に再建するにせよ、破綻に瀕して外国から強制的に再建させられるにせよ、最終的には国民が負担を負う」
