2010年11月17日
尖閣も北方四島も「椅子取り」

透明な歳月の光 (講談社文庫)
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産経新聞で連載されている曽野綾子氏の「透明な歳月の光」。長年、国際ボランティアで世界中、それも、発展途上国や紛争地域を見てこられた体験談には、「何十カ国に行っている」と言っても、先進国やリゾートしか見たことの無い我々の想像を超える話が出てくる。
つい10年、20年前のアフリカの一部では、飛行機の予約システムは機能してなく、ダブルブッキングということが日常茶飯事だったという。そのため、予約していても、前の日の深夜には飛行場に行って並び、翌日ゲートが開くと同時に飛行機にダッシュ。
自分の座席に座ったら、大きなアフリカ人が「そこは自分の席だ、ドケ」と凄んでも、決してCAに席を確かめに行ってはいけない。一旦席を立ったら、席は取られてしまい、座席番号が書かれた搭乗券を見せようが、二度と立ってはくれない。
・・・と自分の体験を書き、尖閣も北方四島もこれと同じ「椅子取り」なのだという。「実効支配」するものが領土を確保する、これが21世紀の世の中であっても世界の現実である。
